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ルネッサンス計画(RENAISSANCE)見学記

UR都市機構が、ひばりが丘団地で実施している“ストック再生実証試験”の一般向け現地公開を

見学して来ました。尚、この公開は本年(22年)12月まで、行っているとの事でした。見学には事前

の申し込みが必要です。

見学日時

平成22年1月7日 13:00〜16:30

場所

東京都東久留米市ひばりが丘団地

再生試験に使用した建物

1) 昭和34年竣工(築50年)の旧住宅公団の団地建物で、解体予定の3棟を使用した。

2) 一戸あたり床面積35平米、4階建て

試験概要

(URの本件関係説明資料

詳細は、URへお問い合わせ下さい) 

1)既存建物に、エレベータ追設

2)既存住居拡大(隣接階の2戸連結)、エレベータ無し

3)既存住居拡大(上下階の2戸連結(メゾネット型))、エレベータ無し

4)住戸内の耐震補強も行い、今後50年の設計寿命を想定する。

感想

改修した物件に住みたいと思ってもらえるには、どれだけの工費をかけるべきかの実証試験。建替え

した方が設計上の制約条件も少ないだろうし、既存の建物を生かす意義はどこにあるか(円滑な解体

の為の言い訳探しか?)を探る為の実験と、みた。

現地案内所

北側に連結廊下を増築(4階建て)

増築した連結廊下、中央にエレベータを設置、北側の部屋の窓を開けると即、共用廊下、プライバシー・セキュリ

ティー(防犯)の問題はあるが、高齢者世帯で万一の時、助けを求めるには、手軽で良いかも。

階段室設置型エレベータ追設。

1日で設置工事が出来る事を、売り

ものにしていた。但し、現地説明員

は、この物件は素通り、こちらが聞く

まで、説明無し。

2戸口連結型に改造、既設の

玄関を出入りしなくても、隣の住

戸と行き来、出来る。

メゾネット(上下階で1戸口)型

に改造、上下階は部屋内の

階段で行き来する。

3階ベランダに太陽光集光パネルがあり、この

部屋内の給湯に利用している。

既設内装は全て撤去し、改造内容によっては、

一部鉄筋の補強をしている。